タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

ブリのオセロ焼き

帰宅した夫に、「今日のおかずは、はブリのオセロ焼きだよ」と言うと、少し首を傾げてから、「ああ、そう」とニッコリした。

きっと新しい魚料理をを開発したと思ったのだろうが、期待されちゃあ困る。

だって、こちらは普通だけど…、

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反対側が焦げている。

だから、オセロ焼き。エヘヘ。見苦しくてごめんなさい。

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ちょっと目を離した間に、ブリは見事に焦げていた。

裏返して黒い方を見せると、夫は「ありゃりゃ。ま、味は変わらんからいいや」と、美味しそうに食べてくれた。

勿論、焦げてない方を表にして。

       
母が魚を焦がしたり生焼けだったりしたら、父は物凄く怒った。

それまでどんなに機嫌が良くても、大魔神のごとく、一瞬にして表情を変えた。

あまりに怒鳴り散らすので、周りの者はすっかり食欲を失くし、早々に食べ終えると、そそくさと引き上げた。

だから魚や肉料理の時は、子供だった私は出来上がった料理を注意して点検した。

あんな短気な人と結婚しなくてよかった、とつくづく思う

私は父とは違う性格になるように自分を訓練した。訓練はオーバーかな。でも、なるべく大らかに考えられるように、方向を変えて行った。

 

その意味では父は優秀な反面教師になってくれた。

父が亡くなってから年月が経てば経つほど、思い出の中の父は優しくなっていく。

眼差しも声も穏やかでやわらかく、懐かしさが募る。

 

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