タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

帰省。いきなり先制パンチ

    3月21日~26日まで鳥取に帰省していた期間の、振り返り記事です。

 

4か月ぶりの帰省。高速道路は雨模様だった。

フロントガラスの雨粒越しに、万博記念公園の大観覧車が見える。モノレールがゆるゆると停車して、晴れていたらよい写真が撮れるのにな。腕が悪いから無理か。なんてひとりごちた。

「帰ったら海に行きたいね」

カニ食べたい」

「もうシーズン終わってるよ」

夫と二人そんな呑気な会話を交わしながら、3時間余りの道中だった。

 

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鳥取市内に入ってからお墓参りの後で食事を済ませ、午後1時半に実家に到着した。

家の中は、異常無し…。しん、と静まった家は、どこかよそよそしい。長い間帰らなかった私を咎めているような気がした。

 

荷物を置いて、洗面所で手を洗って…。

アレレ?水が出ないよ。

どこの蛇口をひねっても水は出ない。

誰かが水栓バルブを閉めたらしい。外に出て、メーターボックスの重い鉄の蓋を上げてバルブを開くと、漸く水が出た。

よかった。

と思う間もなく、「お〜い、大変だ〜。水が噴き出してるぞ〜」と夫の声。

飛び出すと、地面から出ている給水パイプからすごい勢いで水が出ていた。

慌てふためいて再びバルブを閉め、しばらく考える。

誰かがバルブを閉めてくれた、という事は、何か通知が入っているかも知れない。

そして溜まった郵便物の中から、水道局からのこんな知らせを見つけた。

 

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この日付は1月9日だから、これより前にパイプは破裂していたのだ。

水道代もさぞ高くなっているだろうとゾッとしたが、こんな通知を発見してホッとした。

 

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劣化した給水パイプがこの冬の寒さで凍結破損したのが、漏水の原因だった。

この冬は鳥取市で水道管が凍結破損した家が多く、普通は水道局に申請しなければならないところを、その手間を省いて向こうから水道代の割引をしてくれたらしい。温情ある対処に感謝。

 

すぐに出入りの工務店に電話して、そちらから業者さんを手配して貰った。

しかしその日は日曜日で休業日だった為、工事は翌日に持ち越しになった。

業者さんが翌朝破損個所の状態を見て、午後からパイプを交換して貰い、無事解決となった。


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パッキンを外してみると、パイプは劣化してボロボロになっていた。上からぶら下がっている黒いパイプは、屋根に取付けたお風呂用サンヒーター(太陽光温水器)に給水する為のものだが、今は全く使わず、水を抜いてバルブを閉めている。この繋ぎ目が外れて水が噴き出していた。その下にある白っぽいプラスチックのバルブも劣化して用をなしていない。


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下が交換したパイプ。今度は壁に固定してある。上のパイプも怪しいけれど、今回は見送り。かかった経費は合計21,450円。痛い出費だが、想像したよりは安く済んだ。

古い家なので、まだまだこれから色々と不具合が出て来るのだろう。

水道局からの通知を業者さんに見て貰うと「長年この仕事をしていますが、こんなのは初めて見ましたよ」という事だったから、この冬は例年に無い寒さだったのだろう。

 

 

さて、水道が使えない空白の1日を、私達はどう過ごしたのか。 

まず、ホームセンターで大き目のボリバケツを買って、漏水覚悟で一時的に水栓を開き、飲用水を溜めた。その日は外食。温水器が使えないので、ポットで沸かしたお湯で洗顔

そして湯船に水を溜めて、トイレ用にした。洗面器で6杯程でトイレタンクは満タンになったが、運ぶのは重労働だった。

お風呂は1日我慢した。これ位は仕方がない。

 ア~、エライ目にあった。

 

水が使えない不便さがこれ程大変なものだとは…。普段は当たり前のように思っている水の有り難さが、身に沁みた1日だった。

「震災の時は、こんなもんじゃなかっただろう。大変だったろうな」

夫がポツリと呟いた。

私も同じ事を考えていた。