タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

おばちゃんだって怒ると怖いよっ!

先月の末に電気を関西電力から大阪ガスの電気に替える手続きをして、今日から切り替わる。計画した訳ではないけれど、今日3月11日は、東日本大震災から10年目。地震津波によって福島第一原発事故が起きた日だ。

未だに復興が進まない状況で、保証も十分ではなく、地元の方々の悲しみや不安は消えていない。

私は昭和人間なので、システムが替わるのには多少の不安がある。なるべくならそのまま替えたくない。恥ずかしながら、何れは…と思いながらも、今でも光インターネットを使わず、ADSLを利用している。

そんな私がガス会社の電気に替えたのは、電気代が年間1万円以上も安くなる上に、基本料半額サービスに惹かれたから。でもそれだけじゃない。

事故後10年経過しても、原発依存の電力会社の体質が全く変わらない事に業を煮やしたから。私なりの小さな抗議なのだ。

この記事を見たのは週明けだった。


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書かれているのは、今は休止している原発のある敦賀市への、多額の、しかも無記名での原電と関西電力による負担金。道路整備の名目だが、この行為によって、原発を再開する意図が透けて見える。そしてその負担金は利用者の基本料金から出ているのだ。

「何も変わってない」記事を読んでの感想は、この一言に尽きる。

原発のある地域実力者との、慣習的な金品受領問題が発覚して問題になったのは、つい最近の話だ。反省もせず、また同じような事を繰り返している。

本来なら、閉炉へ向けての対策が粛々となされていてもいい時期なのに、まだこんな事をしているのかと腹立たしい。

勿論、そんな不正を働いているのは上層部のほんの一握りの人たちで、この会社で働く大多数の社員は、真面目にコツコツ頑張っている事も分かっている。

しかし、あれからもう10年も経ったのだ。原発事故で犠牲になった方々の苦難、そしてこの国の将来を思えば、襟を正してとっくに進むべき道を歩んでいなければならない。なのに、何も変わっていないじゃないか。がっかりだ。

記事を読み、長年馴染んだ関電から離れる事に決めたのは正解だった、と意を強くする。

原発代替エネルギーとして、10年以上前から地熱が注目されてきた。

簡単に説明すると、マグマの熱で水蒸気を発生させ、それでタービンを回転させて電気に変換するという仕組みだ。

日本は火山国で、地熱資源量は世界第三位の位置にある。しかし、地熱発電設備容量は10位程度に留まっている(資源エネルギー庁資料参考)。

下の写真は、日本初、50年の歴史を持つ松川地熱発電所。

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(東北水力地熱株式会社提供の写真をお借りしました)

2012年までは、地熱発電所の多くは国立公園内に立地しているという理由で、なかなか事業が進まなかった。しかし福島の原発事故以来、安全な再生エネルギーの必要性が重視され、それまでの厳しいルールは緩和されてきている。

日本は技術においては世界最先端を誇り、地熱発電用タービン分野では、世界シェアの7割を占めている。海外では日本以上に利用され、電力を賄っている国が多い。

この技術を十分に活かして、早く本格的に地熱エネルギーを利用出来るようになって欲しいと願っている。

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東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。