タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

ポテサラ・餃子論争に思うこと

「前に君が作ってくれた○○、あれ美味しかったな〜」

と言う夫の言葉を、最近重荷に感じる。

料理の内容は、カレーコロッケやポテサラ、手作り餃子など、何れも手間の掛かるものばかり。

買ってきたのでええやん、と思う。それを言うと、「あ、そやけどな、家で作った方が熱々で美味しいやんか」という返事。

一度も作った事の無い人のお言葉ですな。全然褒め言葉になってないよ。むしろパワハラじゃん!心の中でアカンベをする。

 

少し前にポテサラ論争が起きた。

お母さんは忙しいんだよ。ポテサラ作る暇さえ無い時だってあるんだ。それに、買いに行くのだって結構な労働だ。それを責める権利は誰にも無い。
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同じく、餃子論争もそのすぐ後にあった。

 

それはともあれ、暮らしのちょっとした事に関する○○論争は、今まで何度も起きている。

 

学校に持って行く雑巾を母親が作るべきか否かという、雑巾論争。共働きの家庭が増えて、雑巾をお店で売り始めた時代だった。

私は小学生の頃、新学期の朝ギリギリに雑巾が無いのに気が付き、大急ぎで作ってくれた母の罵声を散々浴びせられ、いつも悲しい思いで新学期を迎えていた(涙)。

しかし、考えてみれば新学期に雑巾が必要な事は分かっているのだから、母が前もって作り置けば済んだ話だ。

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そんな経験がある私は、息子が小学生になった時、一度にまとめて10枚以上作り置き、机の引出しに入れておいた。そうすれば忘れる事は無いし、2枚持って行けば忘れた人にあげられる。息子は助ける喜びと感謝される喜びを味わう事が出来る。考えすぎかな?

 

そして、遠足のおにぎりを、母親が作るかコンビニで買うかという、おにぎり論争。
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(※去年制作したミニチュア弁当、再登場!)

これも、働く母が手間を省く事の良し悪しが論じられた。恐らくおにぎりを握った事の無いワイドショーの男性司会者は「炊きたてのご飯を、手を真っ赤にして母親が握ってくれたおにぎりほど、尊いものは無い」と言い切って、女性達の不評を買った。

 

変わったところでは、トイレットペーパーを使用後に三角折りにするかどうかという論争。

これは朝日新聞の《声》と言う投書欄で論争が続いた。時は昭和、思えばのんびりした時代だった。

「私はきちんと三角折りにしますよ。見た目が美しいし、それが礼儀でしょ」というお上品そうな方からの意見や「知らない人が触った形跡のあるペーパーには、触りたくない。かえって不潔じゃないの?」という意見に別れた。

それが《声》紙上に暫く続いた。私の意見は後者寄りだった。人が触れた形跡があれば躊躇ってしまう。使う時はホルダーの蓋の所で、はみ出さない様に、ピッと綺麗に切って貰いたい。

意見が飛び交ったこの論争に、あっさりと幕を引いたのは、お掃除のおばちゃんからの投書だった。

「みんな、つまらん事で何をゴチャゴチャ言ってるんだよ。チャンチャラ可笑しいね。あの三角折りはね、掃除した後で間違えて他の掃除人がもう一度掃除しないように『ここ、終わりましたよ』という目印なんだよ」

こんな歯切れの良い口調で書かれていた。

それを読んで、みんなポカンとしたに違いない。私の耳には、拍子木が「チョン!」と鳴る音が聞こえた。

それ以来、この件についての投書が載る事はなかった。おばちゃんの投書内容の真偽のほどは分からないが「もうこの辺で止めておいたら?もっと論じるべき事があるでしょうに」と言うシニカルなメッセージにも読み取れる。
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この論争は時々再燃しているが、現在は菌やウィルスが繁殖しやすいので、三角折り禁止の所が多いようだ。

しかし、おばちゃんの投書を思い出す度に、私は何だか愉快な気持ちになるのである。