タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

おかしな事があるもんだ

変なタイトルですが、今の私の心境はこの一言に尽きます。

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妹と交代してまた母の介護を再開しています。

実は、昨日驚くべき事がありました。
夏に紛失したと思われた、家の権利書が出てきたのです。
それも、廃品回収に出す、束ねた紙袋の中から。

毎月末にはボランティアの方が不要品を回収して下さるので、ある程度新聞が溜まると運びやすいように束ねてガレージに置いておきます。
昨日何気なくその場所を見ると、妹が束ねた新聞紙の横に、紙袋10枚ぐらいが細紐で束ねてありました。

私が来た当日にもガレージに入ったのですが、確かそんな物は無かったような気がします。
記憶違いかしら…。

すぐにほどけそうな緩い結び方だったので、几帳面な妹が置いたにしては、その紙袋は何か異質な感じがしました。
結び直そうと持ち上げた途端に束は簡単にほどけて、紙袋は床に散らばってしまいました。

どの袋にも何かが入っているようで、拾い集めると微かな膨らみがあります。
不審に思いながら取り出してみると、一つには嫁ぐ前の母宛ての数通の手紙。差出人は、友達か従姉か、同じ女性の名前でした。
いかにも古めかしく、巻き紙の様なものに書かれていましたが、達筆すぎて読めません。

他のも手紙かな〜と思いながら出してみると、あら…まあ。
あれほど探しても姿の見えなかった土地と家屋の権利書だったのです。

慌てて他の袋も調べてみると、戸籍謄本、家の建築通知書や登記申請書等々、大切な書類ばかり。
おまけに妹がお見合いする時の釣書まで。

その場で妹に電話すると、やはり思った通り、妹が新聞をガレージに置いた時には、そんな物は無かったそうです。

という事は、私がこの家に帰って来てからの数日の間に、母はそれらを家のどこかから持ち出してガレージに置いた事になるのです。
もしも気付かなければ、紙屑として廃品回収に出されていた…。
ゾッとする話です。

一体どこから?
何故こんな場所に?

私の頭は疑問で一杯。
でもその答えを知るただ一人の人物である母は、答えてはくれません。
そこに置いた事も忘れているのですから。
いや、それが何かすら理解出来ないでしょう。

認知症とは、なんと不思議で悲しいものでしょう。

母は、私が昔から一度も家を出ずにずっと自分と一緒に居て、母の世話をしていたのだと思っています。
そして、母の年齢は二十歳から三十歳、若いままのようです。
都合良く人生を作り変えているみたい。

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その夜、ご近所さんにもぎたての柿を頂きました。見た目は悪いけれど、とても甘い柿。
心を癒すには十分な甘さです。