タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

アタフタ介護記 その2

認知症の母と暮らす私の記録

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母が脳神経内科認知症の診断を受けてから私がまずしなければいけなかったのは、要介護認定の申請でした。
今までは要支援1で、介護のサービスを利用した事は皆無でした。今後ケアを受けるに当たり、要支援から要介護に変更すると、例えばヘルパーさんの派遣回数が多くなったり、施設への入所がしやすくなったりします。つまり、より手厚いケアが受けられるのです。

この申請を『変更申請』と言うのだそうです。

その為には幾つかの手続きが必要で、第一段階として、ケアマネージャーさん、介護用品のレンタル会社の方、そして母とその家族である私とで会議が開かれました。
この会議は『サービス担当者会議』と言い、場所は自宅です。

会議と言っても堅苦しいものではなく、母がどの程度の事ができるのか、あるいは何ができなくなったのか調査するもので、質問書を見ながらそれに答えていく、という形式です。

そして本人や私の意見や希望を述べ、ケアマネさんたちがそれを記入していきます。
本人だけに質問すると、出来ない事まで出来ると言ってしまうので、家族が一緒に居て「それは出来ません」とはっきり訂正しなくてはいけません。
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その数日後、市から委託された介護認定専門の方がみえて、母の様子を見ながらまた同じような質問をされました。
この調査員は介護施設に所属している方でした。

あと必要なのはかかりつけ医の診断所見で、それは母が通院している近所の内科医にお願いしました。
こちらの医院には、この前受診した脳神経内科からの電子カルテが送信されています。

これらを照らし合わせて会議が開かれ、要介護度を決定するのだそうです。

しかし、その結果が出されるのは1ヶ月後。
認定を待ちながら、何も出来なくなった母との二人暮らしは私には荷が重い。辛すぎます。

それに、体の自由と自信を失ってだんだん籠りがちになっていく母にも、不安を感じていました。
あらゆる事に意欲を無くし、このまま寝たきりになって欲しくはありません。

ここはプロの力をお借りしたいと思う私に反して、ヘルパーさんを雇うのはイヤ!施設の利用はイヤ!と私を困らせる母に辟易する毎日でした。

そんな日々を過ごしている時、施設でボランティア活動をされている近所の方が来られました。
この方は、母の様子を心配して、私が居る間何度も来て下さり、このままでは娘さんが気の毒だ、と母を諭して下さいました。
そしてやっと母の気持ちがほんの少し動き、デイサービスなら行ってみようか、という所まで漕ぎ着けたのです。

ケアマネさんに渡された施設のリストから(膨大な数!)、家から近くて少人数の施設を選び、即決しました。
母の気が変わらないうちに。
とにかく、くずくずしている暇はないんです。

その場で電話してもらい、翌日はその施設の責任者の方と施設専属のケアマネさん、そして今までお世話になったケアマネさんがみえて契約を済ませました。

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現在母は週2回そちらに通所し、気の合う友達が出来て楽しそうです。

「お喋りが出来て、お昼ご飯を頂いて、マッサージまでして貰える。こんなに楽しいところなのに、何でもっと早く行かなかったんだろう…」
…って、あなたがイヤだって言ったからじゃない!

これからも認知症は進行するけれど、今は暫しの平安。
肩の荷がちょっぴり軽くなったと感じている私です。