タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

そら豆びより


ご近所さんにそら豆を頂きました。
f:id:kisaragikyo:20160604143014j:image
京都の八百屋さんで見かけたパック入りは、7〜8本で300円位だったので、「高っ!」と
素通りした記憶があります。
中身は何粒かを考えると、とても手を伸ばす気にはなれませんでした。
それが、そら豆さんの方からやって来てくれるなんて。

「何にして食べる?」台所から声を掛けると、「塩ゆで」と母が即答。
簡単だから嬉しい。

f:id:kisaragikyo:20160604144211j:image
ふかふかのサヤのお布団から顔を出したおまめさん。
せっかく眠っているところを、悪いね。
さぁ、塩ゆでだ、とお湯を沸かしていたら、ピンポーン。
誰かしら。
あらまあ。
今度は別のご近所さんが、サヤから出したそら豆を持ってきて下さいました。
f:id:kisaragikyo:20160604145504j:image
ホホホ。今日はそら豆びよりだね。

何とか今回の役目を果たせたようなので、明日京都に帰ります。
一緒に暮らしてみると、一人暮らしとは言え、母は地域の大勢の 人に支えられているのを実感しました。
「これから買い物に行くけど、何か足りないものは無い?」と電話を下さる方。
冬の間、早朝に雪かきをして下さるお隣さん。
今日のように、取れ立てのお野菜を下さる方。
「お元気で良かった!」とハグされる方。
他にも、数えきれない方々の優しさに触れる事が出来ました。
そして、母に対する私のイメージも、少しずつ変わってきました。
思った事を歯に衣着せずに言う、わがままな母が苦手で、ずっと避けていた私でしたが、そんな母を面白いと感じ始めたのです。
この前は、「性格がきつすぎて、全然モテなかった」と、若い時の述懐を始めて、面喰らいました。
「そうやろな〜。お父さんもそんな人と結婚してしまって、災難だったよね〜。本当に気の毒だわ」
私は頷きながら言いました。

厳しい母に育てられた、私の寂しい子供時代。
でも、それは口に出せません。
目の前にいるのは、あの頃の大きくて強かった母ではないのですから。

明日からしばらく京都暮らし。
ほっとしたような、寂しいような…。
私も近所のお年寄りに優しくしなくっちゃね。とりあえずあの方から…。

バイバイ、恐竜の卵。
f:id:kisaragikyo:20160604153748j:image
美大に行っていた妹の、卒業製作です。
はじめは違和感がありましたが、年月を経ていい感じに庭に馴染んできました。