タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

全てのお母さんへ・・・

               ありがとうの心をこめて

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最近母は「あなたが子供の頃、ひどい事を言ったりして済まなかった」と謝罪したり、

周りの人にも「この子はかわいそうな育て方をしました」と言うようになりました。

遅すぎるけれど、気付いてくれたのは大きな進歩です。

「そんな事無いよ。とても働き者のいいお母さんだったよ」

と私が返すと、ホッとしたような表情をします。

本当は、心底そう思っている訳ではありません。

仕事が忙しくて滅多に子供に向き合う事は無く、たまに視線を合わせると小言ばかり。厳しい言葉で叱責され締め付けられて窒息しそうでした。

「家出してやるー!」と思ったことも数えきれませんが、都会への電車は一日数本。きっと駅で捕まって連れ戻されるだろうと諦めました。

その代わり、京都の大学に行く事で合法的な家出を遂げた訳です。

 

強気だった母も年を取り体が弱ってくると、来し方を振り返って静かに反省し、今のうちに娘に謝っておこうという気になったらしいのです。

母を責める気持ちにはなれません。優しいお母さんを求めていた事は確かですが、でもそういう状況だったからこそ今の私が存在するのです。ちょっと変わった人間ではありますが・・・。

 

穏やかな気持で母と過ごす時間は少なかったけれど、それだけに、今では大切な宝物です。

駅前のお肉屋さんまでの道のり、買い物かごを下げた母としゃべりながら歩いた数十分。河原を散歩しながら、花びらを鼻にくっつけて鶏の真似をして笑い合った事。私がデザインした服を一日で縫い上げて、着せてくれた時の喜び。

美味しいご飯を作ってくれたり、病気の時は寝ずに看病してくれたり・・・。

思い出せばきりがありません。

そんな思い出を大切にしながら、これからも寄り添っていこうと思います。

 

子供を産んだからといって、いきなり模範的な母になれる訳ではありません。最初はみんな未熟で、子供を傷つけてしまう事もあるでしょう。でも、気付いた時にはやり直しましよう。たとえどんなに遅くても、子供は待っていてくれますよ。お母さんの優しい一言や暖かいまなざしを・・・。