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タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

京言葉は話せません

GW中に、ある集まりで、大阪の泉大津に行く用事がありました。

初めてお会いする方々の中で、少し緊張気味。

でも、自己紹介で「京都から来ました」と言うと、「遠くからお越しなんですね」と親切に話しかけてくださる方も多く、和やかな会話で緊張もほぐれました。

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                      (京都・上七軒

京都と大阪は隣同士、近いように思われますが、私の住む京都市北部から泉大津までは、電車を二回乗り換えて、時間にすれば2時間程かかるのです。

集まっているメンバーは近隣の方が殆どでしたので、他所者の私が珍しいのか、何となく注目されている気がしました。でも、それは遠くから来た人という理由だけではありませんでした。

食事中隣の席の方に、「京都の人なのに、京都弁ではないんですね」と言われ、そうか、話をする度に何だか眼差しを感じていたのは、私の京言葉を期待してのことだったのだ、と気付きました。

期待外れでごめんなさい。

「京都に長年住んでいますが、全然話せないんですよー」

流暢に喋れたらいいのですが、下手に京言葉を話すのは気が引けます。

生粋の京都人が聞いたら、私の京言葉は恐らく噴飯物だと思います。

自分では京言葉のつもりで話していても、「ご出身はどちらですか?」と訊かれることも度々。すぐにバレちゃいます。

それで、いつもは標準語で話しています。この標準語も正確じゃないかも知れないけれど・・・。

 

京言葉は、上品で優雅で、ふんわりと包み込むような暖かさがあります。私なんかにはとてもとても・・・。

話す人も、それを誇りに思っています。京言葉は、日本が世界に誇る文化だと思います。

 

それで、こんな事を思い出しました。

手芸の講習会で知り合った方の話です。

その方は東京のご出身ですが、京都の格式ある料亭に嫁ぎ、古くから居る仲居さんに「京言葉もろくに喋れんと、よう女将をやってはりますなぁ」と嫌味を言われ、泣きながら言葉を覚えたのだそうです。

その時は完璧な京言葉で話されていましたが、そこに至るまでには随分ご苦労されたのでしょう。言葉だけではなく、立ち居振る舞いに関しても厳しく言われたそうで、それを聞きながら、まるでドラマみたいだわー、と思いました。

 

仲間由紀恵さんのCMでも、そんなのがありましたね。

京言葉が上手くなったと言われて、他所から嫁いで来た新人女将が喜んでいる場面。

あれは、完全にお世辞、というか、からかわれているのです。

そういう演出かしら?多分そうでしょうね。

仲間さんのアクセント、まだちょっと変ですから。

でも、完璧でないけれど頑張っている感じが、可愛いんですよね。

 

私の変な京言葉を話せる場所が、一箇所だけあります。

それは東京。

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この地では、誰はばかること無く擬似京言葉で話しています。

自分でもあれっ?と思うのですが、自然に出ているのです。不思議ですね。