タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

突然目の中に光が・・・

夜中にふと目覚めると、誰も居ない隣の部屋から明かりが漏れています。「電気を消し忘れたのかしら」起き上がり襖を開けると、真っ暗。不思議な気持ちで再び眠りに就きました。

翌日も同じ左目に三日月のような光が走り、眼科へ行きました。

突然現れた光、それは目の異常だったのです。

              これは私の目じゃないけれど…

           f:id:kisaragikyo:20150422225735j:plain

『光視症』という病名で、目の老化やストレスによって起こる病気。殆どは自然に治るらしく、私の場合も今は何ともありません。

以上は先々週の出来事でした。

ストレスという言葉で、思いあたる事がありました。

きっかけは選挙。

統一地方選の葉書が届いた日の夕方、ドアフォンのチャイムが鳴りました。

室内の画面を見ましたが、誰も映っていません。

イヤ~な予感。

「はい」ドアフォン越しに返事をすると、「ちょっとお願いがあるんですけどねぇ・・・」

それは近所のおばあちゃん。背が低いので、少し高い位置に取り付けられたドアフォンには入らないのです。

「今度の投票日にね、一緒に行ってくれはりません?。私一人では心細くて」

いいですよでは一緒に参りましょうと、迎えに行く時間を決めました。

「10時半に迎えに行きますから、お宅でお待ちください」

『お宅でお待ちください』という部分を特に強調して・・・。

というのも、前回の選挙の時にひどい目に遭ったからなのです。

同じようにおばあちゃんに頼まれ、私でもお役に立てるのならと、快く引き受けました。

ところが、彼女は多分認知症なのでしょうが、約束した事をすぐに忘れてしまい、数時間後にはまた同じ事を頼みにドアフォンを鳴らすのです。「ちょっとお願いがあるんですけどねぇ・・・」

ご主人は亡くなり子供は居ない、全くの一人暮らしの方なので、私を頼って頂くのは構わないのです。でも、選挙までの一週間というもの、ほぼ毎日やって来て同じ事を繰り返すのです。しかも、一日何回も。

彼女を傷つけないように「あの、さっきもお見えになりましたけど」と遠慮がちに言うと、「あらまあ、ごめんなさい。ボケてるわねー」と言いながら帰られるのですが、また翌日にはピンポ~ン・・・という具合です。

前回がそういう行動をとられたので、また今回もそうかも知れない、と不安を感じました。

 

しかし、今回はそれどころではなく、もっと深刻化していました。

8時台は1時間に5回です。そして3時に一回、5時にもう一回。それが大体毎日続くのです。3日目には胃が痛み始め、食欲が無くなりました。

居留守を決め込んで出ないでおくと、ガチャガチャとドアノブをひねる音。続いてゴンゴンドアを叩く音。ひどいなぁ。まるでストーカーです。

そこまでされると出ない訳にもいきません。

怒りをグッと抑えて対応し、これなら忘れないでしょうと、迎えに行く日時、そして家で待つようにとA4に大書して渡したのですが、それでも効果無し。

翌日からその紙を持って「今日は何日でしたっけ?」とみえるのです。

私は恐怖すら感じ始め、チャイムが鳴る度にゾクッとするようになりました。その上夢の中までおばあちゃんに追いかけられ、睡眠障害に陥り、胃が痛み始めました。

普段なら外出して遣り過す事も出来るのでしょうが、花粉症でそれもままなりません。

 

さて、いよいよ投票日当日。ヤレヤレ、やっと今日で開放される。

迎えに行くと、待ちかねたように出てきた彼女。歩行が少々困難な人なので、腕を組んで歩きました。500メートル程の距離を、休憩数回。呼吸が苦しそうなんだけど大丈夫かしらと、時々心配になりながら。道々同じ話を何十回と繰り返しているうちに、私はだんだん精神が疲弊して来るのを感じ始めます。

何とか投票を終えて帰途につくと、「あっ、袋を忘れたみたい」とおっしゃる。貴重品は斜めに掛けたバッグに入っていて無事でしたが、出掛けに咄嗟に持った買い物袋を投票所に忘れたらしいのです。途中の喫茶店に彼女を残し、私だけ走って投票所へ引き返しました。

しかし、誰かが持ち去ったらしく、もう袋は無くなっていたのです。一緒に探して下さった係の人に、出てきたら連絡して貰うように私の電話番号を知らせ、投票に行く人は皆心がけの良い善人と思っていたのにと、がっかりしてその場を立ち去りました。

無かった事を告げると、おばあちゃんは案外平気そうに「外に出ると、いつも何かを忘れるんですよ」と笑っていましたが、私はこのような人が一人暮らしをしていても大丈夫かしらと、心配になりました。

そのあと数回休憩し、普段なら10分で往復する道のりを2時間かけて帰りつきました。

 

漸く家に帰ると、ひどい脱力感と疲労感。右足がつり、頭痛に襲われましたが、それは数時間で治りました。 

その後何度か彼女に会いましたが、投票日の事は、すっかり忘れてしまっている様子で、軽く会釈だけ。もしかすると、私が誰なのかすら忘れているのかも知れません。

自分にも何れは老いがやって来るのだから、お年寄りにはなるべく親切にしようと思っているのですが、こんな事が度重なるとその気持もぐらついてしまいます。

 

胃痛・睡眠障害・頭痛・筋肉痛・そして目の異常。

他人の面倒を見るのもいいけれど、自分の体だって大事。

この問題、次からは回避する対策を立てよう、と思っている私は、心が狭いのでしょうか。