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タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

恐るべし!京の底冷え (京都に来て驚いたこと その3)

日記 京都に来て驚いたこと

寒さが厳しくなってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

京都ではまだ雪は降らないものの、冷凍庫の中のように静かに凍っています。『比叡おろし』と呼ばれる、比叡山から吹いてくる冷たい風の影響で、底冷えがきつく、特に足元がジンジンと冷えてきます。

               高野川から望む比叡山・12月初旬撮影

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この冬の寒さと、湿気がネットリと肌にまとわりつく夏の暑さのせいで「京都に三年住めたら、世界中のどこにでも住める」とまで言われるそうです。なるほど、言い得て妙です。

京都に来たばかりの頃、この寒さは只事ではない、と身に沁みて感じたエピソードがあります。

大学入学式の数日前から、準備の為に母も付き添って下宿に来てくれたのですが、二人は些細な事で喧嘩してしまい険悪な状態に・・・。二人とも別れの寂しさと新生活への不安で、気が立っていたのかも知れません。

そんな状態でしたが何とか夕食を済ませ、さあ寝ようかという段になりました。布団は一組だけしか用意していませんでしたけど、毛布が二枚にマットレスがあったので、二人別々に寝られるだろうと思っていました。一人はマットレスを敷布団代わりにして、毛布を二枚重ねれば何とかなると思っていたのです。気候が穏やかな4月の初めでしたから。

ところが、いきなりの先制パンチ。

寒い!とにかく寒くて寝付けないのです。持ってきた洋服を着込んでも、座布団を足元に掛けても、ガタガタ震えるほどに寒いのです。

とうとう我慢出来なくて起き上がる二人。暗黙のうちに一時休戦。

「一緒に寝ようか」という母の言葉に「うん」と素直に頷く私。

別々に敷いていた布団を重ね、一緒の布団で漸く暖まって、朝までぐっすり眠りました。

子供の頃は別にして、母と一緒に寝たのはこの時が初めてでした。

険悪な二人を休戦に導くとは、恐るべし、京の底冷え。春ですらそれほど寒いのですから、冬の寒さときたら言うまでもありません。

冷えきった関係のお二人、是非冬の京都においで下さい。仲直りできる事受け合いです。