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タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

インプラントという道を選んだ日 (歯の話 no.4)

二回目の診察日は、院長先生による口の中の検査と、これからの治療方針の説明でした。

まず、初回に撮ったレントゲン画像と照らし合わせ、一本一本の歯について、丁寧に解説して頂きました。

先生によると、歯だけではなく歯茎も相当傷んでいるので、まず歯周病の治療をしてから、歯の治療に掛かりましょうという事でした。歯周病が、私が考えていたよりも進行していてショックを受けましたが、治療して治せる範囲だったので安心し、徹底して治して頂こうと思いました。腫れや出血の原因がはっきり分かったので、後は医師を信頼してお任せすればいいのです。そう思うとスッキリしました。

今まで書きませんでしたが、院長先生は女医さんです。それも私が絞り込んでいった要素なのです。

彼女は説明している間微笑みを絶やさず、とても穏やかな話し方でしたので、不安は全く感じませんでした。ホームページによると、ご自分も虫歯が多くて苦労された経験をお持ちで、患者の気持ちをよくご存知の方。勿論、患者が傷つくようなことは絶対におっしゃいません。

ただ、抜かなくてはいけない歯が2本あり、抜いた後ちゃんと噛めるようにするにはどうするかが問題です。

今のところ方法は3つ。一つは部分入れ歯、もう一つはブリッジ、そして3つ目にインプラントです。

自分の歯のように噛めるインプラントは最高なのですが、一本につき30万円+税という費用が掛かります。その他にも、治療費や被せ物の費用などで40万円は見ておいた方が良さそうです。

《ゲッ!3本で120万円。ひえ~~~》心の叫びです。

でもね、入れ歯はカッコ悪い。ブリッジは周囲の歯が傷みやすい。やっぱりインプラントにしたいのです。

     お金の事はなんとかなる!

           いや、なんとかしよう!

              いや、するのだ!してみせる!

少々萎みかけている気持ちを鼓舞しながら、私は凛々しく言ったのです。

  「先生、インプラントお願いします!」

こうしてインプラント手術が決定し、手術について詳しく説明を受けました。完了までには幾つかの段階を経るらしく、それは次のようなものでした。

1.患部である奥歯を抜歯した穴に、顆粒状の骨(人工的なもの)を埋め込み、顎の骨の回復を待つ。

2.骨の回復を確認できたら、ドリルで骨に小さな穴をあけ、インプラントの土台の金属(チタン)を埋め込む。その後は土台ごと一旦縫合しておく。

3.チタンがしっかりと固定出来たら、再び切開して、土台の頭の部分を表面に出す。

4.状態が安定したら被せ物を接着する。

‥‥‥当時のメモを見ると、ざっとこんな感じでした。伺った限りでは抜歯と骨の粉の埋め込み、チタンの埋め込み、頭出しと、手術は3回受けねばなりません。相当体力も要するのではないでしょうか。その間ずっと健康でいなくてはならないのです。

またもう一つ高いハードルが加わったみたい。

 こっ、、後悔?しっ、、、してませんよ。ほっ、、、ほんまです。

その時の説明では、最終段階までに1年間ぐらい掛かるそうで、私の場合は、それ以前に歯茎の治療に3ヵ月を要しますので、最低でも1年3ヵ月が必要なのです。それは1箇所についてですので、2箇所、計3本の私は、それに加えてあと1年はかかるでしょう。その上、他の歯の治療も加わると・・・気の長い話です。その間に宝くじが当たればいいのですが・・・。

私がインプラント治療を決めた理由は、もう一つあります。遠い故郷で一人暮らしをしている老いた母は、何れ介護を必要とするようになるかも知れません。そんな時に一番頑張らなくてはいけないのは私なのです。いざという時には飛んで行って助けにならなくてはいけない。そんな時、痛む歯やガタガタの歯があったとしたらどうでしょう。母に、納得のゆく介護をしてあげる事が、はたして出来るのでしょうか。私には自信がありませんでした。誰かを助けてあげようと思えば、まず自分が健康でいなくてはならない、そう考えたのです。

 

あれだけ時間をかけて(30分ぐらい)詳しく説明して頂いたのに、その時の診察料は110円でした。

外は雪。その日は私の誕生日。

そして《私は絶対に諦めない》そう固く心に誓った記念日でもあったのです。

               次回に続く