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タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

敬老の日に

午前中に買い物に行き、家の近くでお隣のおばあちゃん(91歳)にお会いしました。

すれ違いざま軽く挨拶を交わす事は時々ありますが、おばあちゃんは足が悪くて出歩けないので、隣に居ながらあまり話す機会がありません。この前お話したのは、数か月前に「電球を取り替えて貰えませんか」と頼まれた時。電球を取り替えた後、お仏壇のおじいちゃんにお線香をあげて、少し世間話をした程度です。

ですから、お顔を見ると、何だか懐かしい気持ちが湧いてきました。

「涼しくなりましたね」と私が話しかけると「ええ。でも秋は嫌いです。気持ちが寂しくなりますから…」という応えでした。

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私は、暑い季節が終わりやっと秋が来た!とほっとしていたのですが、彼女にとって秋は寂しい季節だったのです。

暫く立ち話をして、別れ際に「あなた、お綺麗ですねー」と褒められました。

いやいや、それはきっと目の錯覚でしょう、と思いましたが、「あらま、どうもありがとうございます」とお礼を言い、有難いお言葉は心の宝石箱にしまっておきました。

私の母は、父が亡くなってから、随分自由に生きて来ました。

自分でそう言っているのですから、間違いないのでしょう。

80歳近くになってから関節が痛み出し、少し気弱になってはいますが、毎日ご近所さんとおしゃべりをし、好きな物を食べ、趣味に熱中し、暮らしを楽しんでいるように見えます。

母の口から「寂しい」という言葉を聞いた記憶がありません。「一人は気楽でいいわ」と言っていますが、本心は寂しいのかも知れません。

私はそんな母に甘えて、時々故郷に様子を見に行き、用事を片付けるだけ。

こんな状態でいいのかしら。

良くないのは分かっているけれど、今はどうしようもないのです。

お母さんごめんなさい。もう少し元気で頑張ってね、と思う敬老の日なのでした。