タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

エクスクロス

そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)

そのケータイはXX(エクスクロス)で (宝島社文庫)

以前観たこのDVDを昨夜久し振りに観て、改めてゾクッとさせられました。若い女性が二人だけで阿鹿里村という山深い里に泊る。それだけで何か起きそうなのですが、村へ行く途中の不気味な案山子、見るからに普通ではない運転手や宿の仲居など、どんどん怖さが増してきます。

離れ離れになった二人が携帯電話だけで連絡を取り合い、自分の置かれている状況を説明する。それも途切れ途切れにしか聞こえずもどかしい上に、恐ろしい形相の追っ手がすぐ近くにまで迫って来ている。

こんな悪夢を見たら、きっと寝汗をかいて飛び起きるでしょう。

でも、この夢は終わらないどころか、どんどん怖くなって来るのです。小沢真珠が突然巨大なハサミを持って「チョッキン チョッキン」なんて言い出すあたり、もう恐怖は最高潮に達し、心臓はバクバクです。

でも一番怖いのは、誰を信じればいいのか分からなくなるという状態です。誰の言葉が真実なのか、それともみんな嘘なのか、松下奈緒演じる主人公は迷路に入りこみ、私も彼女と一緒に迷ってしまいます。

最後にふっと笑える場面もあって、これはホラー?それともコメディー?と思いつつ、何度観ても十分楽しめる映画です。深作健太監督、恐るべし。