タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

朝の虹

洗濯物を干そうと窓を覗いたら、西の空に虹が出ていました。
よく見える場所に移動して撮ったのが、この画像です。
f:id:kisaragikyo:20180823081803j:image

初めは網のような電線の向こうで、こんな感じに見えました。
これはちょっと頂けない。

f:id:kisaragikyo:20180823082123j:image

この夏は、母に施設に入って貰う為に、手続きや荷物運びに奔走していました。

私が京都の自宅から実家のある鳥取に通い初めて10年以上。初めのうちは月1回、1週間程度、家事や病院への付き添いをしていました。
その後、歯の治療に通院していた頃は、半分は実家へ。
そして、認知症が進行した1年前からは、時々妹に交代して貰いながら、実家に数ヵ月滞在して世話をする生活を送ってきました。

そんな暮らしを続けるうちに、段々世話が大変になり、心身共にしんどいな〜と思うようになりました。

長年の二重生活は私にとってかなりの負担でしたが、フリーで仕事をしている妹にとって介護は即収入の激減に繋がり、大変だったと思います。
文句も言わずによく頑張ってくれた、と感謝しています。

その妹が7月から長期の仕事に入り、この辺で一区切りつけなければと、施設入居を選びました。

母は「家に帰りたい」とも言わず、今の施設に満足している様子なので、一安心しています。
同じ施設に入居していらっしゃるのは、比較的元気な方が多いようです。年を取り、家事が重荷になってきたり、連れ合いを亡くされて、専門家のケアを受けながら老後をのんびり過ごしたい、そんな人向きの施設で、〈見守り付きのマンション〉といった感じです。

母が認知症になってから分かったのですが、要介護2の母の立場は、微妙な位置にあります。
介護付きの施設は大抵、要介護3以上の方しか入居できません。費用が安くてすむ所は、重症の方を優先され、母のようにある程度身の回りの事ができたら、入居出来ません。

従って、グループホームやケアハウスの利用になるのですが、そこも順番待ちが多いのです。
しかし母の場合、今まで通っていたデイサービスの施設から、同じ系列のケアハウスを紹介して頂き、理想的な場所に、すぐに入居出来ました。大変ラッキーだったと思います。

栄養バランスを考えた食事は美味しく、職員さんは常に優しく接して下さり、母はここを離れたくないと言っています。
「絶対に施設には行かないからねっ!」と断言していた1年前から比べると、別人のように今の暮らしを受け入れてくれています。

叔父にはかなり手伝って貰い、幾ら感謝しても足りない位なのに、「よう頑張ったね」と、こんなご褒美を頂きました。

木工が趣味の、叔父手作りの道具箱と小物入れです。

f:id:kisaragikyo:20180823114145j:image

道具箱は、早速ミニチュア作りの用具を入れて使っています。

f:id:kisaragikyo:20180823113600j:image

寄木の技法は独習だそうです。
こういうのを見ると、私も触発されます。

f:id:kisaragikyo:20180823114221j:image
f:id:kisaragikyo:20180823113634j:image

これからも沢山お世話になるんだろうなぁと申し訳なく思いながら、有り難く頂きました。大切に使います。

送り火の夜

京都五山送り火は、亡くなった方に思いを馳せる、大切な行事です。
日頃は不信心者の私ですら、ゆらゆらと揺れる炎を見ていると、あの世へ旅立った人達に再会しているような、不思議な気持ちになります。

それにしても撮影下手すぎ!

f:id:kisaragikyo:20180816225338j:image

今年は亡き友の声を聴きたくて、送り火を見に行きました。

f:id:kisaragikyo:20180816225819j:image

声は聴けませんでしたが、気配はありました。送り火を見つめる私の側に、静かに佇んでいるような…。
もうそれだけで十分でした。

亡くなった方は、この船に乗って極楽浄土へ帰って行かれます。

f:id:kisaragikyo:20180816232229j:image

真ん中を木に遮られて見えないって…。

昼間雨が降り、夜になってから風が吹いてきました。こんなに涼しいのは久し振りです。

スマホ片手に「あかん、はっきり写らへん」とブツブツ言いながら歩いていたのは私です。
いやはや…。

散歩道にて

10日前から鳥取に帰省しています。
京都も暑かったけれど、こちらも遮る建物が無い分、相当暑い。

夕方、近くの公園で可愛い花を見つけました。
チェリーセージ(ホットリップス)と言います。
葉っぱを揉むとチェリーの香りがするそうですが、普通に葉っぱの匂いでした。
私の鼻のせいでしょうか。

ホットリップス。ヒ〜ッ、タバスコかけすぎた〜みたいな。
私はムーランルージュの踊り子さんの衣装を連想しました。
チャイムのようにも見えて、振ったらチリンと音がしそうです。

f:id:kisaragikyo:20180630181955j:image

こんな風に控えめに咲いていますから、うっかり通りすぎそうですね。

f:id:kisaragikyo:20180804153850j:image

向こうにはトマト…のようですが、これでもローズヒップ、薔薇の実です。

f:id:kisaragikyo:20180630182048j:image

トマトか柿位の大きさがありました。
肥料が良いのかしら。

f:id:kisaragikyo:20180630182123j:image

アガパンサスも咲いていて、夕方の散歩にはちょうどいい。

f:id:kisaragikyo:20180804153600j:image

ここの草花はみんな元気そうなので、管理している方は1日に何回も水やりをされているのかもしれませんね。

             *****

皆様へ

急逝した親友の事で、励ましやお悔やみのお言葉を頂き、本当にありがとうございました。
沢山の優しさや暖かいお気持ちのお陰で、少し前を向く事が出来ました。
哀しみは丸ごと受け入れ、これからは彼女との思い出を大切に生きていこうと思います。

一緒に哀しんで下さった 『はてなブロガー』 の皆様に、心から感謝致します。

                                                   きさらぎ

どのページにもあなたが居る

親友が亡くなりました。

幼稚園から高校までずっと一緒で、家庭を持ってからも電車で一時間の同じ関西に住み、よく行き来をしました。
彼女と話すとホッとして、辛い時も元気になりました。

f:id:kisaragikyo:20180803110647j:image

ここ10年はお互い親の介護で忙しく、会う機会が無いまま、そのうち会いましょう、と年賀状に毎年書くだけでした。

彼女が病気を得たことを知りながら、お見舞いにも行けずに過ごしていたある日、訃報が届きました。
何と残酷な。
もう、そのうち会いましょう、は無いのです。
私の胸には、ただ後悔の念が募るばかり。

心のアルバムには、どのページにも彼女が居ます。一つを思い出せば、ツルツルと沢山の思い出が繋がり溢れます。
特に、一緒に過ごした夏の思い出は、どれも大切な宝物です。
あの日差しも、草いきれも、木陰で飲んだラムネも、ストライプのワンピースも、彼女の笑顔の向こうにあります。

空に3本の飛行機雲。
並んでいるけれど、それぞれが違う場所へ向かっているんだよね。
いつまでもメソメソしてさよならが言えない私に、彼女からのメッセージのような気がしました。


妖精み〜っけ!

花びらをみつけても、踏んづけてはいけません。妖精が眠っているかもしれませんから。

f:id:kisaragikyo:20180613090847j:image

探し物をしていたら、棚の奥からこんな箱が出てきました。

f:id:kisaragikyo:20180613093503j:image

息子が小学生の時に使ったお道具箱です。

この頃はかわいかったな〜、と感慨に耽りながら持ち上げると、かさかさ音がします。
はて、何だっけ?
開けてみると、昔染めたオーガンジーでした。

f:id:kisaragikyo:20180613093631j:image

アートフラワーの薔薇を作ろうとして、そのまま忘れていたんです。
側の箱にも、花弁が入っていました。

f:id:kisaragikyo:20180613093818j:image

今は作る気持ちがないけど、このまましまうのは勿体ないな…。

それならと、ヤマザキの春のパン祭りで貰ったお皿に盛って…。

f:id:kisaragikyo:20180613094029j:image

f:id:kisaragikyo:20180613101131j:image

思い付きで、コーラのおまけのティンカーベル(10年以上前の物)を置いてみると、最初の画像のようになりました。

こちらはオレンジの花弁に乗せて。うん、なかなかいい感じ。

f:id:kisaragikyo:20180613100505j:image

家の中にある古い物でも、結構遊べるもんですね。

小さな修繕

この前、母にドングリのリスの修繕を頼まれたのですが、実家には必要な道具が無く、京都に持ち帰って直す事にしました。

f:id:kisaragikyo:20180523162457j:image

デイサービスの時に、友達に見てもらおうとリュックに押し込んだら、片耳が取れてしまったらしいのです。探しても取れた片耳は出てこない。

もう一つの耳は、ドングリの皮で作ってあるようですが、ドングリなんて秋にならないと手に入らない。う〜ん…。
こりゃあ、一から作るしかないね。

材料は竹の割り箸。でも、耳のカーブは難しいかな。作ってみなけりゃわからない。

f:id:kisaragikyo:20180523163253j:image

彫刻刀で耳かき状に形を作り、あとはひたすらサンドペーパーで磨いて削って、下のような形になりました。右側の矢印状に尖っている方が、耳の先端になります。壊れたらお仕舞いだから、慎重にね。
神経使うわ〜。

f:id:kisaragikyo:20180523163635j:image

本体の穴を綺麗に掃除して、接着剤を耳につけて差し込み(白っぽいところ)…。

f:id:kisaragikyo:20180524150239j:image

乾いたら色を塗り、また乾燥させて上から透明ニスを塗りました。

出来上がり〜!

f:id:kisaragikyo:20180523164259j:image
f:id:kisaragikyo:20180523164322j:image
フフッ。パーフェクトやん。

私のリスちゃんと一緒に、弦楽三重奏。チェロが多いけど。
皆さんノリノリですね〜。
どんな曲を演奏しているのかな?

f:id:kisaragikyo:20180523164829j:image

わずか5ミリの、小さな修繕でした。

幸せな午睡

私にとって久々の休日。
爽やかな風を感じながら、いつの間にかうとうと眠っていました。
時々薄目を開けると、白い花が風に揺れています。まるで葉に積もる雪のように、重たげな花房。

f:id:kisaragikyo:20180524165916j:image

ずっと前に飛んできた種が根付いて、今では2メートル程に成長しています。
「何だろうね」
「さぁ」
夫婦は、知らない事を少し楽しんでいたのかも知れません。
名前も知らないまま数年が経ち、やがて沢山の花を咲かせるようになりました。

最近この木が『ネズミモチ』だと知りました。実の形状が、ネズミのフンに似ているというのが名前の由来だそうです。

どんなに綺麗な花を咲かせても、そちらは評価されないの?
憤りまじりに、そう思いました。
「あの人美人だけど、本当はね…」なんていう、やっかみ半分の陰口を聞いたような、不愉快さ。
この木にはもう一つ『タマツバキ』という和名があるのを知りました。可憐に揺れる白い花には、こちらの方が相応しいでしょう。

f:id:kisaragikyo:20180525094941j:image

「なんて贅沢」
独りごちて、また目を閉じました。


母の介護中は緊張の連続で、眠っていても頭は常に起きているのか、小さな物音にもビクッと目覚める、そんな日々でした。
昼寝なんて贅沢。

「私達は、介護でお疲れのご家族に、体と心を休めて頂く為に居るんですよ」

母が通う施設の、ケアマネージャーさんの言葉です。
その時、私は疲れ果ててボロボロの状態。頼もしい言葉に涙が溢れそうでした。


30分程で目覚めると、頭がスッキリして元気が湧いてきました。
思いっきり「う〜ん」と伸びをして、夕方の仕事の始まりです。

洗濯物を取り込みに庭に出ると、私の留守中に夫が植えたベゴニアが咲いていました。

f:id:kisaragikyo:20180523155141j:image

「何で白を買ったの?つまらないじゃない」
「買った時は葉っぱだけで、花の色まで分からなかった」
確かめる方法はいくらでもある筈なのに。

でも、白は派手さが無い分、心もざわめきません。静かに過ごしたい日には、丁度良いのかも知れません。