タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

おかしな事があるもんだ

変なタイトルですが、今の私の心境はこの一言に尽きます。

f:id:kisaragikyo:20171120232338j:image

妹と交代してまた母の介護を再開しています。

実は、昨日驚くべき事がありました。
夏に紛失したと思われた、家の権利書が出てきたのです。
それも、廃品回収に出す、束ねた紙袋の中から。

毎月末にはボランティアの方が不要品を回収して下さるので、ある程度新聞が溜まると運びやすいように束ねてガレージに置いておきます。
昨日何気なくその場所を見ると、妹が束ねた新聞紙の横に、紙袋10枚ぐらいが細紐で束ねてありました。

私が来た当日にもガレージに入ったのですが、確かそんな物は無かったような気がします。
記憶違いかしら…。

すぐにほどけそうな緩い結び方だったので、几帳面な妹が置いたにしては、その紙袋は何か異質な感じがしました。
結び直そうと持ち上げた途端に束は簡単にほどけて、紙袋は床に散らばってしまいました。

どの袋にも何かが入っているようで、拾い集めると微かな膨らみがあります。
不審に思いながら取り出してみると、一つには嫁ぐ前の母宛ての数通の手紙。差出人は、友達か従姉か、同じ女性の名前でした。
いかにも古めかしく、巻き紙の様なものに書かれていましたが、達筆すぎて読めません。

他のも手紙かな〜と思いながら出してみると、あら…まあ。
あれほど探しても姿の見えなかった土地と家屋の権利書だったのです。

慌てて他の袋も調べてみると、戸籍謄本、家の建築通知書や登記申請書等々、大切な書類ばかり。
おまけに妹がお見合いする時の釣書まで。

その場で妹に電話すると、やはり思った通り、妹が新聞をガレージに置いた時には、そんな物は無かったそうです。

という事は、私がこの家に帰って来てからの数日の間に、母はそれらを家のどこかから持ち出してガレージに置いた事になるのです。
もしも気付かなければ、紙屑として廃品回収に出されていた…。
ゾッとする話です。

一体どこから?
何故こんな場所に?

私の頭は疑問で一杯。
でもその答えを知るただ一人の人物である母は、答えてはくれません。
そこに置いた事も忘れているのですから。
いや、それが何かすら理解出来ないでしょう。

認知症とは、なんと不思議で悲しいものでしょう。

母は、私が昔から一度も家を出ずにずっと自分と一緒に居て、母の世話をしていたのだと思っています。
そして、母の年齢は二十歳から三十歳、若いままのようです。
都合良く人生を作り変えているみたい。

f:id:kisaragikyo:20171120224554j:image
その夜、ご近所さんにもぎたての柿を頂きました。見た目は悪いけれど、とても甘い柿。
心を癒すには十分な甘さです。

乗る筈のバスを見送った私

帰郷の日は5時起きしました。
持って行く物は前日キャリーバッグに詰めてあり、準備万端です。

バスは8時半京都駅発。その時は7時だったので、まだ大分余裕がありました。

ガスよ〜し、エアコンよ〜し、録画予約よ〜し。
あとは「営業車取ってくるから」と言って家を出た夫を待つばかりです。

ところが、待てど暮らせど夫は来ない。
「あと10分で着くから待ってて」と電話があったのは、7時50分でした。
と言う事は、8時に迎えに来てくれるのか…。家から駅までは20分あれば着くので、まあまあ大丈夫です。

戸締りをして、早めに外に出て車を待ちました。

やっと彼が来たのは8時10分。
…って、ギリギリ間に合うかどうか…。
向かいに人待ち顔で停まっていたタクシーに乗れば良かった。

「お母さんに渡すお土産買っていたら、遅くなった」と言うのが遅れた理由なのですが、そんな思いつきの為に、こんなギリギリになったワケ〜ッ?

ハラハラドキドキが止まらず、車中の私は無言です。
信号待ちの度に、時計を見ながら絶望的な気分になりました。

あと10分…あと3分…。
そして、あと1分でバスが発車という時間に、漸く京都駅に到着。

f:id:kisaragikyo:20171119152558j:image
私は一縷の望みに賭け、バスターミナル目指して猛ダッシュ!
キャリーバッグが、何と重く感じられた事か…。

しかし、息を切らせてやっとターミナルに到着した時、乗る予定のバスはお尻を向けて遠ざかって行ったのです。
「まぁ〜って〜っ」と叫んでも、その声は届きませんでした。

バスは見えてたんだよ。なのに…。
凄く遅れたなら、これ程悔しくはなかったでしょう。
夫を恨むより、夫を信じた自分を恨みました。

窓口で、払い戻し出来ないか尋ねましたが、無理。4000円が消えたのでした。
しかも、次のバスは6時間後なのです。
ガックリ崩折れそうでしたが、モタモタしているわけにもいかず、今度は駅のチケット売り場へ急ぎました。

f:id:kisaragikyo:20171119152822j:image
運良く15分後の電車があり、それに乗車しました。
鳥取着は12時、乗り遅れたバスとほぼ同じです。ほっ。

電車に乗っている間、何度も夫からの謝罪メールがありました。
「いいよ、気にしないで」と返しましたが、怒りの炎は、そんなメールぐらいで消える訳がありません。
この場合、バス代4000円を損したと思うべきか、それとも電車代7550円を損したと思うべきか。やっぱりバス代だよな。
電車では、そんな事を考えていました。

鳥取駅に着いてから、タクシーに乗らず路線バスで実家へ。
だって、少しでも失った4000円を取り返したいじゃないですか。

f:id:kisaragikyo:20171119152918j:image
実家の山茶花が、そんな私を優しく迎えてくれました。

妹にその事を話すと「私は自分の乗る飛行機を見送ったことがあるわよ。しかも、2回」と言いました。
まだ上があった…。
でも飛行機の場合は、半額返ってきたそうです。

執念深いのかケチなのか、数日たった今でも悔しさはまだ消えていません。

f:id:kisaragikyo:20171119153056j:image
万両の実は赤く色づき…。

グラスケースの制作。そしてカウンター周辺の完成。

カウンター周辺に最後に置きたかったグラスケース。
透明で分かりにくいけれど、ワゴンの上あたり、枠の上にあります。
その横の壁にはカップボードをくっつけました。
f:id:kisaragikyo:20171116061859j:image

近寄ると、こう。
f:id:kisaragikyo:20171116070249j:image

ケースはこんな感じ。蓋を付ける前のものです。
作り置いたコップが悉く変色して残念な感じになったので、ネットで購入しました。
やっぱりキレイ!
下の段のグラスは大きめです。
f:id:kisaragikyo:20171116062249j:image

ミニチュア専門店の商品を眺めていると、欲しいものが一杯。でも高価な物が多くて一財産失いそうなので、今はコップだけ、と。

全体はどんな感じになるか見たくて、板の上に仮置きしてみました。
床が寂しいので、何か考えます。
それに、キッチンの後ろの壁が短すぎるから、増築決定。
f:id:kisaragikyo:20171116061920j:image

これから作りたい物、やりたい事がまだ沢山あります。

けれど、明日から母の介護のため鳥取へ帰るので、ここで中断。
向こうで構想を練って来ま〜す。


ミニチュアコーヒーカップ色々と花瓶

以前、カップボードだけ作ったものの、なかなかカップを作れないまま放置していました。
グリーンピースより小さなカップに、どうやって絵なんか描けるのよ〜、と。
f:id:kisaragikyo:20171112164056j:image

しかし、100均のお店をぶらついていたとき、とうとうその解決法をみつけたのです。
ネイル用のシール!
可愛くて色んな種類があります。

早速100均の軽量粘土でカップを作りました。
樹脂粘土は、乾燥するとだんだんベージュに変色してしまうので、アクリル絵の具の白を練り込んでから形成します。

乾燥してから更に上から白を塗ると、地の色が出なくてきれいです。
今は白一色ですが、この上に色を塗ったり模様を入たりします。
f:id:kisaragikyo:20171112164023j:image

乾燥中。
ワイヤーをカップに突き抜けないように刺し、土台の粘土に固定。
この状態でニス又は透明のマニキュアを塗っておくと、光沢が出て完璧です。
f:id:kisaragikyo:20171112164155j:image

下はエポキシ樹脂で作ったもの。
何かに使えるかもと、ずっとしまいこんでいたら黄色くなって使い物にならず、もう捨てようかなと思っていました。
でもアクリル用のクリアな塗料を塗ったら、ガラスの花瓶になりました。

何の花を飾ろうかしら…。
周りがギザギザのこの形、なんか見覚えありませんか?
ウフフ。
実はマジックインキのキャップで型を取ったんです。
f:id:kisaragikyo:20171112164404j:image

エポキシで作ったコップの殆どが黄色く変色してしまいました。久しぶりに出してみてガッカリ。ちょっと泣きそうでしたが、それらも色を塗っていずれ再利用します。
どんな色にしようかと、ワクワクしています。

転んでもタダでは起きませんぞ。


ミニチュアの額

喫茶店に絵が飾ってあったら、何とはなしに落ち着いた雰囲気が漂うのでは…。
と言うわけで、こんな額を作ってみました。
f:id:kisaragikyo:20171109153052j:image

まずは絵を用意します。
たまたまあった小さなカレンダーの絵を、更に縮小コピーして、余白に透明の接着剤をつけ、プラ板を被せてあります。
f:id:kisaragikyo:20171111063621j:image

厚紙に、絵のサイズの線を引き、回りに細い棒をボンドで接着。適当な板が無いので、これは左上の棒を3本くっつけて並べてあります。
厚紙は後で取り除きますので、剥がしやすいように両面テープで接着してもいいです。
f:id:kisaragikyo:20171109153216j:image

サンドペーパーで表面と脇のはみ出したところを無くし、滑らかに。
f:id:kisaragikyo:20171109153254j:image

枠の内側に竹串を貼り付け、木粉粘土で周りを埋めます。半分粘土を塗ったところ。
f:id:kisaragikyo:20171109153328j:image

粘土が柔らかいうちに、ヘラで縁飾りの凹凸を付け、乾燥させます。
f:id:kisaragikyo:20171109154004j:image

乾いたら下地の厚紙を外して枠だけにし、木粉粘土を薄く塗り乾燥。
乾いたら、表だけをアクリル絵具のゴールドで着色。
はみ出さないように絵の縁をカットし、裏から貼り付けて出来上がり。
下は額の裏側と絵。
f:id:kisaragikyo:20171109172255j:image
完成!
大きさは3.5cm×5cm。
f:id:kisaragikyo:20171109154104j:image

自分で描けたらいいのですが、ヘタッピなので、有名画家の絵をお借りしました。
ルノワールの『ピアノによる少女たち』。
喫茶店にオルガンを置く予定なので、近いものがいいかと思い、選びました。

サイフォン作りました

母の介護から離れて京都の自宅に帰ってから、『昭和の喫茶店』の作り残した部分の制作に取りかかっていました。

サイフォンを作りたいな〜と思いながら、ガラスの部分はどうしようと悩む事数ヵ月…。

ある日アマゾンで直径1cmのガラスドームを見つけて、早速購入しました。

完成した物は、高さ2cm、幅1cmです。
下地の色を反映してピンクぽいですが、ガラスは無色透明です。
f:id:kisaragikyo:20171108100855j:image

本物と並べると、豆粒です。
…と言うか、実際に豆粒のサイズです。
f:id:kisaragikyo:20171108101029j:image

制作途中。信楽のカバさんが見学に来ました。
上から、ガラスドーム・ステンレスワイヤーで作ったネジ状の物(上下にガラスドームをくっつけます)・コの字型に貼り付けた棒・チューブ・ワイヤー(チューブに通して芯にする)。
f:id:kisaragikyo:20171108101258j:image

支柱が乗る土台です。
サンドペーパーで磨いて、こんな形にしました。
裏におもりの磁石板を貼っていますが、あまり役に立たない上に厚みが出るので、結局剥がしてしまいました。
f:id:kisaragikyo:20171108104454j:image

ここまでとても大変だったので、何度も投げ出しそうになりました。

カウンターの後ろにサイフォン用にシルバーのサブカウンターを作って、乗せてみました。
サマになってる?
f:id:kisaragikyo:20171108104201j:image

まだ幾つか作った物がありますので、編集出来次第ご紹介していきます。

アタフタ介護記 その5 ・『缶入りケーキ』解説編

認知症の母と暮らす私の記録

前回書いた缶入りケーキの件、解決致しました。
母が「この辺に缶に入ったケーキを売っている」と言い張り、こんな場所にケーキなんか売っていないと、強引に散歩から連れ帰った私。

しかし翌日も、「買いに行く」と言って出て行こうとする母に困り果ててしまいました。
しかも、前日とはまた別の場所に売っていると言うのです。
「Kさんの家の隣だった」と言うので「じゃあ訊いてみようよ」と、電話しました。
Kさんは気の置けないご近所さんで、母の病気の事もご存じです。

その夕方彼女はやって来ると「もしかしてこれ?」と、母に円筒型のクッキーの缶を見せました。
「いや、それじゃない。こんな形の缶だった」母は長方形を指で作ります。
「深さは?」
これくらい、と5センチ位の幅を示しました。

ん?これって、もしや…。
私は台所に走り、棚の上に置いてあったこの空き缶を母に見せました。

f:id:kisaragikyo:20171008151321j:image

「ああ、これこれ」
母はホッとした表情。
私とKさんは、同時に「エ〜〜〜ッ⁉️」

それは、私がお土産に買って帰った河道屋の蕎麦ぼうろだったではありませんか。

確かに缶に入ってはいるけれど、ケーキでもないし、近所に売っている筈もない。

ま、深くは追及しないで置きましょ。
近所の人まで巻き込んだ缶入りケーキ事件は、これで一件落着となりました。

早速ネットで注文し、一体何故これがケーキになっちゃったのかという疑問は残したまま、おいしい蕎麦ぼうろをカリカリ頂きました。

f:id:kisaragikyo:20171008152855j:image

3ヶ月の間、鳥取の実家で母を介護していたのですが、明日から1ヶ月、妹が交代してくれる事になりました。

京都では夫が留守番してくれています。
仕事が終わってからの家事は、さぞかし大変だったろうと思います。
少々散らかっていても、文句言ってはいけないね。

私が落ち込まないように毎日のように電話してくれたし。
頑張ってくれた事に、ただ感謝の言葉だけ伝えましょう。
「お土産何がいい?」
間髪入れず夫は言いました。
赤福!京都駅で買ってきて」
「またかい!」
鳥取名物でも京都名物でもないし。

f:id:kisaragikyo:20171008154140j:image

妹はこちらに仕事を持って来るそうです。
大変かも知れないけれど、私もとうに限界を越えています。
後は妹に任せ、暫く充電してきます。