タテハ通信

好きな物があればあるほど人生は楽しい。そんな私の日常を綴っています。

妖精み〜っけ!

花びらをみつけても、踏んづけてはいけません。妖精が眠っているかもしれませんから。

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探し物をしていたら、棚の奥からこんな箱が出てきました。

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息子が小学生の時に使ったお道具箱です。

この頃はかわいかったな〜、と感慨に耽りながら持ち上げると、かさかさ音がします。
はて、何だっけ?
開けてみると、昔染めたオーガンジーでした。

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アートフラワーの薔薇を作ろうとして、そのまま忘れていたんです。
側の箱にも、花弁が入っていました。

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今は作る気持ちがないけど、このまましまうのは勿体ないな…。

それならと、ヤマザキの春のパン祭りで貰ったお皿に盛って…。

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思い付きで、コーラのおまけのティンカーベル(10年以上前の物)を置いてみると、最初の画像のようになりました。

こちらはオレンジの花弁に乗せて。うん、なかなかいい感じ。

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家の中にある古い物でも、結構遊べるもんですね。

小さな修繕

この前、母にドングリのリスの修繕を頼まれたのですが、実家には必要な道具が無く、京都に持ち帰って直す事にしました。

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デイサービスの時に、友達に見てもらおうとリュックに押し込んだら、片耳が取れてしまったらしいのです。探しても取れた片耳は出てこない。

もう一つの耳は、ドングリの皮で作ってあるようですが、ドングリなんて秋にならないと手に入らない。う〜ん…。
こりゃあ、一から作るしかないね。

材料は竹の割り箸。でも、耳のカーブは難しいかな。作ってみなけりゃわからない。

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彫刻刀で耳かき状に形を作り、あとはひたすらサンドペーパーで磨いて削って、下のような形になりました。右側の矢印状に尖っている方が、耳の先端になります。壊れたらお仕舞いだから、慎重にね。
神経使うわ〜。

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本体の穴を綺麗に掃除して、接着剤を耳につけて差し込み(白っぽいところ)…。

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乾いたら色を塗り、また乾燥させて上から透明ニスを塗りました。

出来上がり〜!

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フフッ。パーフェクトやん。

私のリスちゃんと一緒に、弦楽三重奏。チェロが多いけど。
皆さんノリノリですね〜。
どんな曲を演奏しているのかな?

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わずか5ミリの、小さな修繕でした。

幸せな午睡

私にとって久々の休日。
爽やかな風を感じながら、いつの間にかうとうと眠っていました。
時々薄目を開けると、白い花が風に揺れています。まるで葉に積もる雪のように、重たげな花房。

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ずっと前に飛んできた種が根付いて、今では2メートル程に成長しています。
「何だろうね」
「さぁ」
夫婦は、知らない事を少し楽しんでいたのかも知れません。
名前も知らないまま数年が経ち、やがて沢山の花を咲かせるようになりました。

最近この木が『ネズミモチ』だと知りました。実の形状が、ネズミのフンに似ているというのが名前の由来だそうです。

どんなに綺麗な花を咲かせても、そちらは評価されないの?
憤りまじりに、そう思いました。
「あの人美人だけど、本当はね…」なんていう、やっかみ半分の陰口を聞いたような、不愉快さ。
この木にはもう一つ『タマツバキ』という和名があるのを知りました。可憐に揺れる白い花には、こちらの方が相応しいでしょう。

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「なんて贅沢」
独りごちて、また目を閉じました。


母の介護中は緊張の連続で、眠っていても頭は常に起きているのか、小さな物音にもビクッと目覚める、そんな日々でした。
昼寝なんて贅沢。

「私達は、介護でお疲れのご家族に、体と心を休めて頂く為に居るんですよ」

母が通う施設の、ケアマネージャーさんの言葉です。
その時、私は疲れ果ててボロボロの状態。頼もしい言葉に涙が溢れそうでした。


30分程で目覚めると、頭がスッキリして元気が湧いてきました。
思いっきり「う〜ん」と伸びをして、夕方の仕事の始まりです。

洗濯物を取り込みに庭に出ると、私の留守中に夫が植えたベゴニアが咲いていました。

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「何で白を買ったの?つまらないじゃない」
「買った時は葉っぱだけで、花の色まで分からなかった」
確かめる方法はいくらでもある筈なのに。

でも、白は派手さが無い分、心もざわめきません。静かに過ごしたい日には、丁度良いのかも知れません。

砂で巡る北欧の旅 * 後編

昨日に引き続き、鳥取砂の美術館の展示作品です。

作品は全て砂と水だけで出来ているんですよ。これだけ迫力があり、その上繊細な作品が作れるなんて、素晴らしいですね。
では後編も、ゆっくりご鑑賞下さい。

音楽 グリーグと作品『ペール・ギュント

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北欧の動物たち

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北欧の児童文学『ニルスの不思議な旅』
セルマ・ラーゲルレーブ

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サンタクロース

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冬のスポーツ

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美術  ムンクの『叫び』
私も同じポーズで夫に撮ってもらいましたよ。

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2階展示室全体を、3階から撮影。
後で見ると、夢中になりすぎて撮り逃したものも幾つかありました。

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何度か訪れていますが、年々他府県や外国からの観光客の方が増えている気がします。毎年テーマが違うので、リピーターが多いようです。
出口付近で「来てよかったわ〜」という声が聞こえてきました。私も〜。

砂の美術館は、鳥取砂丘の中にあります。砂丘観光の折には是非ともお立ち寄り下さい。

お付き合い下さって、ありがとうございました。

砂で巡る北欧の旅 * 前編

鳥取へ帰省中、砂の美術館に行きました。
去年は認知症を発症した母の介護に忙しく、何処かへ出掛ける機会も無いまま過ごしていましたので、今年は是非とも行きたかったのです。

美術館入り口のモニュメント。
今年のテーマは《北欧》です。

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展示室に入ると、イーエスコウ城(デンマーク)が迎えてくれます。

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北欧の元風景 サミー族

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コペンハーゲンの象徴『人魚姫の像』

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北欧の児童文学『人魚姫』ハンス・アンデルセン

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『マッチ売りの少女』ハンス・アンデルセン

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北欧神話の中で最高神と語り継がれる《オーディン

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*以下(1)~(3)は、オーディンの血を引き、自国を滅ぼされた王子シグルズが、亡き父王の剣を携えて、愛するアイスランド女王ブリュンヒルドの為に、ドラゴンと戦って国を再興する物語です。

    (1) アイスランド女王への謁見

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     (2) 鍛冶職人とシグルズ

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北欧神話より ニーベルングの伝説
     (3) シグルズのドラゴン退治

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《砂で巡る北欧の旅  * 前編》いかがでしたか?
次回後編も、どうぞお楽しみに。

お昼御飯と再会と

私と妹に各々 に用事があり、母をショートステイにお願いして、夫の車で京都の自宅に帰る事になりました。

鳥取駅前でお昼御飯を食べて帰ろうという事になり…。

お店はやっぱりここかな。
以前ご紹介した《たくみ》。
1階は満席でしたので、2階のお座敷へ上がりました。

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上は、本日の松花堂弁当。             
日替わりメニューが嬉しい。

コーヒーカップが一人ずつ違うのも楽しいのです。
暖かみのある民芸品のカップは、優しい手触りです。
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実はこの時、素敵な偶然があったんですよ。

2階に上がって、どの部屋に入ったらいいのか分からずウロウロしていると、突然「◯◯ちゃん!」と私の名を呼ぶ人。
それは、高校からの友人でした。

会う約束をしていた日に、急に母を歯医者さんに連れて行かなくてはならなくなり(前回の記事)、こちらからキャンセルしたのです。
それが、思いがけずここで会おうとは…。
フフフ。神様も、粋な計らいをなさる。

メールのやりとりはあるものの、もう何年も顔を見ていなかったので、懐かしさの余りハグ。
「いや〜、お久し振り〜」
「私の事がよくわかったね〜(相当おばさん化が進行してるのに)」

お互いに連れがあったので、廊下の隅で再会を喜びあった後、写真を撮って別れました。
積もる話もあるし、今度はゆっくり会おうね。

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再会の余韻に浸ったまま、帰宅の途につきました。京都まで3時間半。少しだけ肩の荷を下ろした、快適なドライブでした。               

雨の日の通院

ゴールデンウィークが始まる直前、母が「歯茎が痛くて食べ物が食べられない」と言っていたのが気になっていました。
歯医者さんは当分お休みだし、薬でも買って来ようかなと思っていた矢先、補聴器ケースに奥歯の被せものを発見しました。
あら〜。奥歯、外れちゃったんだ。
なんで隠してるんだろう。訊いても答えてくれないから訊かないけど。

入れ歯の支えになっている歯だから、放っておいたら大変な事態を招きかねません。

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休み明け早々「これから伺ってもいいですか?」と歯医者さんに電話を入れました。
事情を話すと、すぐに来て下さいという事でしたから「行きたくな〜い」と子供のようにごねる母を急かせて、タクシーを呼びました。

折悪しく雨。
いつものバッグに加え、傘とレインコート、それに母のシルバーカー、と大荷物です。
その上母の歩みは遅くて、タクシーを降りてから、丸い背中を押すようにして歯医者さんに入りました。

本来なら被せものが外れた歯は治療して作り直すか、そうでなければ抜くべきなのですが、担当の先生は「入れ歯に、外れた歯の分を補填しますから、歯自体の治療はせずにこのまま置いておきましょう」と言われました。
色んなリスクを考慮すると、それがベストという事でした。

何故なら、母は現在整形外科で『ボンビバ』という骨粗鬆症の治療薬を使っていて、その薬の副作用で、歯の治療や抜歯をすると顎の骨の再生が出来ず、炎症が酷くなる可能性があるからです。
場合によっては、顎の骨が溶けてしまう危険もあります。
そんなリスクを冒してまで、治療は出来ないのです。

治療後に、毎食後きちんと歯磨きをするように指導を受けましたが、それは至難の技です。また仕事が増えちゃったな。

母は、治療せずに済んだ上に、入れ歯が調子よくなったと喜んでいましたが、私は憂鬱な気分で雨空を見上げました。

その時、鞄屋さんの看板が目に留まりました。
もうすぐ母の日か…。
母はまともな財布を持っていません。
端っこが破れていたり、古くて革が固くなっていたり、小さすぎてお札がはみ出したり、そんなのばかり。

「財布を買おうよ。どんなのがいい?」
「軽いのがいいなぁ」
柔らかくて軽い革の財布を幾つか出してもらい、その中から母は好きな黄色を選びました。

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横の5円玉は、お店の方が「お金にご縁がありますように」と入れて下さったもの。「私の母も同じような感じなんですよ」と言いながら。

家に帰ってからちょっと早いけど「お母さんありがとう!」とカードと一緒に財布を渡しました。
「いいよ〜。お金は払うよ〜」
迷惑そうな顔で言います。実はプライドが高く借りを作るのが嫌いな母は、昔からプレゼントを貰うのが苦手なのです。
「こんな時ぐらい、ありがとうと言って受け取るもんだよ」
そんなやり取りの後で、千円札と小銭を幾らか入れて、デイサービスに持って行くリュックに入れておきました。
母はそれを満更でもなさそうな顔で、じっと見ていました。
ホントに、素直じゃないんだから。

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散歩道に、おいしそうなさくらんぼ。3月京都へ帰る私を、見送ってくれた桜の木です。